宮川なりにこう考えたので。

目玉焼きとラーメンで世界はまわってる

最近話題の「君たちはどう生きるか」について考えたわけで。

 

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 ( ↑「漫画 君たちはどう生きるか」コペル君かっこいいですね )

 

 

こんにちは!宮川です(^^)/

 

今日はタイトル通り、最近話題となっていて

 

若い世代の方から社会人の方まで広くおすすめできる

 

君たちはどう生きるか

 

という本について考えてみたいと思います。

 

最近話題の書籍、マンガ版も。

今この記事を読んでいる方の中にも、

 

この「君たちはどう生きるか」という書籍を書店で見かけたことがある!

 

という方がいらっしゃるかもしれません。

 

大学教授を務めながら、分かりやすいニュース解説でテレビに出演している

 

池上彰さんなど、著名人の方が大絶賛していることでも有名ですね!

 

しかし、見たことはあるけど、実際に手に取ったことはないよという方のために

 

まずは少しだけ書籍の紹介をしたいと思います。

 

今は亡き吉野源三郎さんが書かれたこの本は

 

元々、1937年に新潮社で出版された児童向け長編小説でした。

 

それ以降、岩波文庫をはじめとして、いくつかの出版社から

 

書籍が出されるという形で普及することになりました。

 

今では、児童向け長編小説という枠をこえて

 

老若男女問わず読まれる書籍として知られていますよね。

 

さらに、マガジンハウスからは

 

漫画家である羽賀翔一さんが絵を描かれたことで

 

「漫画 君たちはどういきるか」が出版され

 

こちらも大ヒット作となっています。

 

なぜ出版から80年以上経った今、話題となるのか?

大変有名な本なのはわかったのですが

 

原作が出版されたのは、あくまで1937年。

 

もう80年も経つのに、なぜ、今こんなにも話題となっているのでしょうか?

 

その理由について、宮川なりに考えてみました。

 

1. 誰もが共感できるストーリー

 

この「君たちはどう生きるか」は

 

主人公の ” コペル君 ”(有名な天文学者コペルニクスからきてるんです)が

 

元編集者である彼の ” おじさん ” との対話やノートを通じたやりとりのなかで

 

精神的に成長していく、という小説になっています。

 

コペル君は、学校生活や友人関係の中で、

 

様々な問題やトラブルとぶつかるわけですが

 

この問題やトラブルが、現代で非常によく見られるものばかりとなっています。

 

たとえば、集団によるいじめや、貧富といった格差など

 

むしろ現代社会において、より大きな問題となっているものが出てきます。

 

そのため、ストーリーや登場人物に対する共感がもちやすく、

 

誰もがなじみやすい小説になっているわけです。

 

2. 時代をこえて生きる思想

 

コペル君とおじさんは、たびたび「ノート」を用いて

 

やりとりが行われます。

 

小説の中でも、このノートの部分は特別に抜き出され

 

読者の方にも、おじさんの書いたノートを実際に読んでもらうという形で

 

小説が進んでいくことになります。

 

そして、このノートの内容こそ、歴史的名著といわれる理由となる

 

深い思想、洞察に富んだものとなっているのです。

 

この書籍が、若い世代から社会人の方まで、

 

幅広い年齢層に支持される理由がここにあると私は思います。

 

ものの見方や、偉大な人間についてなど

 

原作者である吉野源三郎さんの思想が滲み出ており、

 

私も読ませていただいた際に、非常に深い感動を得ることができました。

 

その中でも、私が特に心を動かされたのは

 

人間の悩み、過ち、偉大さについてのノートでした。

 

一部、引用させていただくと

 

しかし、コペル君、自分が過っていた場合にそれを男らしく認め、そのために苦しむということは、それこそ、天地の間で、ただ人間だけができることなんだよ。

 

過ちは誰にだってあります。そのために苦しむこともあるでしょう。

 

しかし、その過ちを認めて、そこから立ち直ることを

 

自分自身で決定できるのも、人間だけなのです。

 

現代社会では、学校でのいじめ問題があるでしょう。

 

また、大人になってからでも、社内の人間関係でぎくしゃくすることが

 

たくさんあると思います。

 

そんな中で、自分が良心に反した行動をとってしまったときは

 

言い訳をするのではなく、まずはその誤りを認め、

 

そこから正しいことをするように、自分を導いていかないといけない。

 

その力が人間にはあるのだと、この文章は伝えてくれます。

 

-----まとめ-----

いかがだったでしょうか?

 

この「君たちはどう生きるか」という本には

 

今回紹介しきれなかった魅力がまだまだたくさん詰まっています。

 

・誰もが共感できるストーリー

 

・時代を超えて生きる思想

 

読んでみて損するようなことは、決してないと思うので

 

ぜひとも一度本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

...なんて考えてみたわけで。